双極性ママとADHD,ASD小学生

双極性障害ママと注意欠陥多動性障害、自閉症スペクトラム症持ち息子の体験記

母として愛情不足!?毒ター(ドクター)とその後

今思えば毒医者・毒ター(と命名

 

わが子の発達障害のことで悩んでる親に

 

「ただのお母さんの愛情不足なだけだから!!」

と言い放つなんて言語道断!

 

しかも「だけ」ってなに?だけって・・・。

 

でもその時は

とにかく悩んでて

とにかく心配で

右も左もわからない頃。

沢山の本を読み漁って知識だけ増えて不安要素がいっぱい。

 

そこに加えてそんな言葉を、

壁一面になんやら偉そうな立派そうなタイトルが張られているお医者さんから言われると

 

 

不安しかない!!!!

 

でも言われた通りやってみました。

 

・しっかりハグをする

・一度必ず気持ちを受け止める

・子供がやりたい遊びにとことん付き合う時間をつくる

・愛してる、大好きだとしっかり言葉で伝える

 

でもなーんにも解決せず。

 

この頃はすでにシングルマザーになっていて

フルタイムで働いて17時半に保育園にお迎えに行き、

17時45分に帰宅して

 

ごはんづくり、

お風呂

洗濯もの取り込みに洗い

ざっと部屋の片づけ

 

を1時間でこなしてました。

 

なぜかというと、

子供は18時半に寝てしまう子だったから!(+_+)

そしてそこから絵本3-4冊読み聞かせ。

 

とうとう私の方が倒れて

双極性障害を発症してしまいました💦

 

そこから双極性障害ママと

注意欠陥多動性障害自閉症スペクトラム障害の息子の

二人三脚の日々が始まりました。

 

そんな時間に追わせる生活の中

 

遊ぼう 遊ぼう!!!!!

ママ ママ マママママ

ねぇ ねぇ ねぇねぇねぇ

 

に対応するにはこれが絶対におすすめです。

 

「10分まってね」といっても聞くわけがない

 

これなら時間が色でみえるんです!

だから

「赤がなくなったら一緒にお絵描きしようね」

とか伝えて、気をまぎらわせるのに

「赤はまだあるかな??」

とか聞きながら家事がこなせます。

 

ぜひ試してみてください~

 

自分で服が着替えられない!意外な盲点!!

息子はとにかく着替えが苦手でした。

 

まず

 

棚から服をもってくることができないんです。

 

うちの服の棚は・・・

 

カラーボックスに

100均で買った、動物の柄入りの段ボール系の箱を入れて

Tシャツ👕

ズボン👖

靴下🧦

といった具合に平仮名とマークを印刷して貼ってありました。

 

「こんなに一目瞭然なのに、なんで持ってくることが難しいんだろう??」

 

と疑問でした。

 

ところがある日

 

自閉症スペクトラムのある子は

視覚が過敏なこともあり、

背景の絵と、メインの絵が同じくらい主張していて

ごちゃごちゃしたものは、見にくい事もあるらしい、と知りました。

 

そこで、

段ボールを全部白く塗りつぶして動物柄を消し

シンプルなシャツなどの絵柄とひらがなだけにしました。

 

変えたのはそれだけ。

 

なのにそうしたとたん、

自分で衣類を選んでもってくる事ができるようになりました❣

 

でも服の前後の見分けはまだまだ難しく苦労していた息子。

服の前後確認にはこんなアイテムが役に立ちました。

 

かわいい絵柄を

 

ポン!

 

スタンプするだけ

楽しく前後確認できます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

 

 

 

「時間」の感覚が苦手!な息子に救世主!!!

息子は

 

  • 何分後
  • 何時になったら
  • あとどのくらいしたら

の概念がずっと苦手でした。

 

声かけしてもぐずるばかり。

 

そして親も

 

いらいらいらいらいらいらららららら・・・・

 

そんな中

 

発達障害の診断がついたので

 

児童発達デイサービス

 

なるものを探し始めます。

 

その見学の中で出会ったのが

 

タイムタイマー

 

残り時間が色分けされて、赤色で視覚的に見えるという優れもの!!!!

 

が・・・・・・・・

 

これ

 

 

結構お高い。

 

そして調べまくって出会ったのがこちら。

 

アナログなので電池要らず。

ぐるりとひねるだけでタイマーセット。

 

 

たとえば。

 

「あと20分したらお片付けね」

 

と口頭説明。

その後数分おきに

 

「まだ『赤(色)』はある??(残ってる?)」

 

と聞き

 

残り時間があるかを本人に確認させる。

 

これで

 

目に見えない『時間』

 

という概念を可視化でき、子供も理解しやすかったようです。

 

そしてこれは1000円でお釣りがくるので買いやすい♡

 

キッチンタイマーなので小さ目ですが、

 

子供が逐一確認に行く、という意味ではよかったように思えます

(今では頭で時間の概念を理解できています)

 

タイムタイマーの正規品も置いておきますので比較してみてください

 

 

 

 

思い返せばこれがASDだった!?

元々ADHDには気が付いていました。

多動、多弁の兆候はあったので。

 

ただASDは診断がつくまで、

まったく気が付いていなかったんです。

 

 

 

ただ!!

 

いわれて見れば

 

「ああぁぁぁ、あれもそうよね」

 

ということはありました。

 

例えば。

 

  • 逆手バイバイ(バイバイする時、手のひらを自分に向ける)
  • 物の並べ方などにも強いこだわりがある(一直線に並べていた!)
  • クレーン現象(親など他人の腕や手を取って物を指したり、取らせたりしようとする)
  • 音、他人からの接触に敏感

ただ!!!(二回目)

 

これに早期に気が付いていたからと言って

なにか対処ができたか?

というと今考えてもそうは思えません。

 

なにせ脳の特徴なので。

言葉の細かいニュアンスが伝わらないと、特製の強みや苦手を伝えることは

難しいのかなと思います。

個人的に。

 

でも

 

知っていれば

 

「どうして・・・?」

 

 

「私の親としての育て方が悪いの・・・?」

 

といった悩みは少しは減少したのかもしれません。

 

でもこれらは決して両親や環境のせいではありません。

彼らの脳の特性で、

思考回路の仕組みであって

強みにもなるし

補助が必要な苦手でもあるけれど

ただそれだけです。

発達検査の結果は如何に!?

前回母同席の元受けた発達検査、田中ビネーV

 

ドキドキしながら待合室へ。

そして名前を呼ばれ先生と対面。

 

結果

 

IQは平均程度とのことでしたが、

精神年齢が半年ほど遅れているとのことでしたが、

 

「このくらいは気にしなくていいよ~」

 

とのお言葉。

 

そして肝心の検査結果は

 

  • ことば
  • 人とのかかわり
  • 行動面
  • その他

の4つの点から分析とアドバイスをいただきました。

 

中でも目立ったのは

 

落ち着きのなさ!

 

まぁ、ADHDは予想してたもんね~と思いつつ

 

イメージ力の乏しさと、情緒面の幼さの指摘が(ー1歳程度)

 

若干ショックは受けたものの

 

「絵本の読み聞かせは良いね」

 

とほめてもらったのでほっと一安心。

 

ここで、

 

注意欠陥多動性障害ADHD

自閉症スペクトラム症候群(ASD

 

と診断がつきました。

 

ADHDはわかっていたけれど、

ASDは気が付いていなかったのでびっくり。

 

でも、後々よく考えたらASDの兆候はあったんです。

 

 

読み聞かせの絵本たち。

もりのなか は一見、白黒で単調で面白いの・・・?これ

と思ってしまいますが、

子供からすると

色もない分、想像力を自由に働かせられるのか、

とっても気に入って何度もせがまれて読んでいた本のひとつです。

 

 

 

 

 

いざ!セカンドオピニオンへ

前回・・・・

 

「なんでも病気のせいにしたがるけど、ただのお母さんの愛情不足!!!」

 

と一喝され落ち込んだけれど、

なにはともあれセカンドオピニオンを受けに違う発達クリニックへ。

 

予約してとれたのは2か月ほど先。

その間図書館で発達障害に関する本を読みまくりました。

多分読破しました・・・。

 

首を長くして待ちに待った受診日。

 

3歳の息子は田中ビネーという検査を受けるのですが、

母子分離不安がひどかった息子は一人で検査を受けられず。

 

家の中でもトイレの中までついてくるし、

洗濯しに洗面所に行こうものなら

 

ままぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!!!!

と絶叫して探されるもの。一人は無理よね。

 

ということで母も同室で検査開始。

口出し不可なのでただ居るだけ(笑)

 

そしてその日は少し先生と話して、1か月後結果を聞きに行くことになります。

 

この頃読んではまっていた本たち

 

 

 

 

児童発達クリニック 初受診

3歳を迎えた息子

いよいよ初の児童発達クリニックへ!

事前に

  • 気になる動作
  • 普段の遊び方
  • 声替えへの反応
  • トイレや食事の自立具合
  • お友達とのかかわり方
  • 食の好き嫌い

など箇条書きにしてまとめて持参しました。

 

待っていたのは何やらなんちゃら博士号など

タイトルを沢山お持ちのおじいちゃん先生

 

  • 受診しようと思ったきっかけ
  • どんな事で悩んでいるのか

など聞かれ説明すると・・・

 

・・・・・・・

 

「あのねぇ、最近の人はなんでもかんでも病気のせいにしたがるけど違うんだよ。

 

これはねぇ、ただのお母さんの愛情不足!!病気じゃなくて愛情不足だから!!」

 

撃沈。

めちゃめちゃ沈みました。

泣きそうなのを堪えながら話を聞くと

 

  • 毎日時間を決めてハグしてあげて。
  • 大好きなところを口頭でいくつか決めて伝えてあげて

などのアドバイス

右も左もわからない私は2-3か月ほどアドバイスを実行しますが、

そのうち

 

セカンドオピニオンに行こう!」

と決めます。

これがいい方向に導いてくれました。

 

この頃読んでいた絵本たち

特にてぶくろともりのなかは一晩に何度もせがまれるほど、お気に入りでした。